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2023.06.09

【鍼灸学科】みんなの様子と論文をご紹介!

皆さんこんにちは

2023年度が始まりましたね。改めまして、鍼灸学科の立川です。今年も1年よろしくお願いします。
新年度も2か月が終わり、クラスはこんな感じです。

昼間部1年生 足関節のテーピングを練習中。

昼間部2年生 学校に残って勉強中・・・?教科書もノートも開いてない。

昼間部3年生 臨床実習中の1コマ。どうやって治療しようか考え中・・・。

夜間部3年生 国試対策頑張ってます!

みんな頑張っていこうね~

☆今年の最初に紹介する論文はこちら☆
「The effects of acupuncture on clinical efficacy and steady-state visual evoked potentials in insomnia patients with emotional disorders: A randomized single-blind sham-controlled trial」
(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36742043/)
訳:情緒障害と不眠を併発した患者に対する鍼の臨床効果および定常視覚誘発電位(SSVEP)への影響
といった感じでしょうか?

対象は、睡眠障害と情緒障害を併発する患者
鍼治療は、安眠(EX-HN22)、内関(PC6)、合谷(LI4)、足三里(ST36)、照海(KI6)、申脈(BL62)、太衝(LR3)に行っています。比較は、vs 偽鍼(先端が丸まっていて刺さらない鍼)群。
評価項目は、臨床効果(PSQI;Pittsburgh Sleep Quality Index)、脳波測定(SSVEP)、感情評価 等といった感じです。

結果のまとめ。
・本物の鍼をした群と偽鍼群を比較すると、睡眠評価尺度、感情評価尺度、脳波(SSVEP)に改善がみられた。
・各尺度と脳波(SSVEP)には相関がみられた(→睡眠が改善すると脳波も改善していた)

睡眠障害に対する鍼治療の効果は一定数報告されているようですし、近年はうつ病患者の諸症状に対する鍼治療の有効性も示されています。この研究では、「効く・効かない」だけではなく、脳波が変化することを示していますので、効果が出る機序として鍼が脳機能を変化させている可能性を示唆すると考えられます。
面白いですねぇ。鍼打って寝ます!

Good day!

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