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2023.12.08

生徒の日常と天気痛に関する論文をご紹介します。

皆さんこんにちは。鍼灸学科の立川です。

寒くなってきましたが体調いかがお過ごしでしょうか。
3年生は国家試験に向けて日々頑張っています!!

↑昼間部3年生の授業の1コマ

↑夜間部3年生は授業が始まる前に登校して勉強している学生もいます

↑昼間部2年生は関東の方へ・・・🐭

風邪には気をつけて行きましょう・・・。

<今日の論文紹介>
今回は論文紹介というよりもコラムに近い内容になりますが、ぜひ読んでいってください。テーマは気象痛(天気痛)☂についてです。

天気が悪くなる(気圧が変化する)と調子が悪くなる人いませんか?有名なところでいうと、“雨の日になると頭痛が出る・膝が痛くなる”なんかはその典型ですが、なぜ気象痛が起こるのか?については、
・気圧の変動が関節を不安定にする
・低気圧によって組織・血管が膨張する
・ヒスタミンが産生される
といった説があるようですが、根拠としては余りはっきりしたものではないようです。一方、近年では、動物実験の結果から
① 気象関連痛の患者では内耳が敏感になっている👂
② 自律神経系(特に交感神経系)のアンバランスが関与している
③ 心理的要素が少なからず関係している😢
といったことが気象痛のメカニズムとして示唆されているようです。
実際、気圧を変えられる実験環境において、痛みへの反応が変わってくることが示されているのですが、近年はその治療法として、“東洋医学”の可能性が注目されています←これが言いたかった!!
気象痛にお困りの方、一度鍼灸治療を試してみるといいかもしれません・・・?

[参考]
・佐藤 純 他. 気象関連痛 (天気痛) の疫学,臨床的特徴と発症予測情報サービス. PAIN RESEARCH Vol.36 2021
・佐藤 純. 「天気痛」を教えてください. 日本医事新報 No.5172. 2023

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